出張買取の流れについての質問

本の査定にはどのような方が来ますか?

出張買取には、古書店歴38年の店主とベテランスタッフが本の査定にお伺いいたします。
処分予定の本が大量の場合は、作業スタッフの数を増やしてお伺いいたします。

出張費や査定費はかかるのでしょうか?

出張費や査定費は無料です。
お客様と金額面などで折り合いがつかずに残念ながら買取不成立となった場合でも、出張費や査定費はいただきません。

引き取った本の代金は、いつどのように支払われますか?

現金で即日お支払いいたします。
(現場での査定が難しい本の場合は、一度お預かりさせていただく場合もございます。後日査定結果をご連絡の上、銀行口座などにお振込みさせていただきます)。

値段がつかない本も含めて全て引き取ってもらいたいのですが可能でしょうか?

承ります。蔵書の量とジャンルを教えてください。
蔵書の量が多い場合は実際に拝見させていただき、その場で買い取れる本と値段のつかない本とに選別し査定いたします。そこから値段のつかない本の処分作業を考慮し、最終的にお支払いできる金額をお伝えいたします。値段のつく本の理由、値段がつかない理由、処分費の見積もり等、お支払金額の内訳を詳しくご説明をさせていただきます。
引っ越しやリフォームなどで片付けに期限がある場合も遠慮せずにご相談ください。

お店は国立市にあるようですが、どこまで出張してくれますか?

本の種類と量によりますが、東京都・神奈川県・埼玉県・群馬県・関東一円どこへでもお伺いいたします。
近隣の多摩地域は量が少なくてもお伺いします。お気軽にご相談ください。
その他の地域は内容(ジャンルと量)によってお伺いできるかご相談となります。

実家・会社・倉庫・大学にも引き取りに来てもらえますか?

会社・事務所・アトリエ・公共機関(大学・図書館・研究室等)・蔵・レンタル倉庫など、ご自宅以外の場所にもお伺いいたします。

売りたい本の目録(一覧リスト)を作る必要はありますか?

直接拝見させていただきますので、リスト作成の必要はございません。
売却予定の本のおおよその量と分野をお知らせください。

出張買取に来てもらうまでにどのような準備が必要ですか?

売却予定の本とお客様が残しておきたい本の選別をお願いいたします。
本棚に入ったままが査定や荷造りがしやすいので、本を縛る、段ボール箱に詰めるなどの準備は特に必要ございません。
新刊本屋さんで付けてもらったカバーなどは、あらかじめ剥がして頂けると幸いです。本そのもののカバーは剥がさないでください。

様々なジャンルの本・資料・印刷物などが無造作に置いてあります。ある程度片付けてから出張買取をお願いした方がいいのでしょうか?

お客様が事前に整理・処分した時に、価値のない物だと思ってしまい貴重な品物を廃棄している事例が多々ございます。(例えば、映画のパンフレットだけを残し、一緒に無料配布した宣伝チラシは捨ててしまったなど。このチラシの方が価値がある場合もございます)。
目利きのプロが拝見いたしますので、ご自身で判断せず現状のままにしておいてください。

いわゆる終活、断捨離で本を少しずつ何回かに分けて片付けていきたいと考えていますがお願いできますか?

承ります。取っておきたい本と処分したい本を分けておいてください。
蔵書を拝見させていただき、お片付けの段取りを一緒にご相談させてください。同時に不用品のお片付けもご相談に乗ることが出来ます。お気軽にご相談ください。

故人が大量に遺した蔵書を全て片付けたいのですがお願いできますか?

承ります。買い取りできる本と値段のつかなかった本も一緒にお引き取りいたします。査定の結果、お値段の付かない本はその場でお伝えいたします。
作業量に応じて人員や車の手配が必要になりますので、本の総量(本棚3つ分など)や本がどこに置いてあるのか(2階から降ろす必要があるなど)、集合住宅の場合エレベーターの有無などをお聞かせください。

本以外にも不用品がありますが引き取ってもらえませんか?

鉄道模型・ミニカー・フィギュアなどの古いおもちゃ、LPレコード(ジャズ・クラシック)・楽器・カメラ・書道具などの古道具、茶道具・陶磁器・刀剣類など骨董品も扱っておりますので、ぜひご相談ください。

本の評価や査定についての質問

バーコード(ISBN)が無い本ですが引き取ってもらえますか?

バーコードが無い本の買い取りも行っております。
1990年以前の本にはバーコードはありませんが買い取ります。展覧会の図録(カタログ)や楽譜なども買い取ります。
戦前の古い本は大歓迎です。資料的、文化的に価値の高い貴重な物である場合もございます。

古くて汚い本ですが価値があるのでしょうか?
虫喰いで穴だらけだったり、埃やカビで汚いのですが、綺麗にクリーニングする必要はありますか?

「汚くて捨ててしまった」「古すぎて売り物にならないだろうと処分してしまった」というようなことを、お客様からお聞きすることが多々ございます。しかしそういったものの中にこそ、価値のあるものが眠っていることもございます。
戦前・戦中(1945年以前)の本や印刷物であれば、資料的な価値がある可能性が高くなります。書籍だけではなく、郵便物やチラシなども価値がある可能性がございます。
版木刷りの古地図・経本などは虫食いで穴だらけになっていたとしても後世に伝えるべき貴重な文化的な品です。製本方法や紙の材質などにより修繕やクリーニングの方法は変わってきますので、捨てずにそのままの状態で拝見させてください。

買取できない本は例えばどのような本ですか?

確実に値段がつかない物としては、百科事典、自分で録音・録画したCD・DVD、深い傷のあるCD・DVD・LPなどがあります。
損傷の激しい本も買い取りできませんが、珍しく希少な本や資料の場合は修復を施し、再び市場に出す場合もあります。こういったこともあるので、私たちがお伺いするまで捨てずにそのままにしておいてください。

査定価格はどのように決めているのでしょうか?
大手チェーン店とどう違いますか?

本の価値はマニュアルではかれるものではありません。当店では長年の間古書や古本に触れ、実績を積んだ経験豊富な店主が査定をしています。
本の文化的背景、古書組合市場の相場の動向、その本をどんな人が求めているのかなど、様々な要素や経験から査定をしています。

その他の質問

古書組合や交換会・業者市ってなんですか?

古書組合とは、各都道府県別に組織される自治体の認可を受けた古書籍業者の協同組合です。古書籍市場の運営、古書に関する知識の啓蒙活動、古書通販サイト「日本の古本屋」の運営などを行っています。
各古書店にはそれぞれ特長があり、小規模ながらも専門性の高い品揃えの店も少なくありません。それを可能にしているのが、古書組合で開催している交換会(業者市)です。東京古書組合では、一般書・専門書・洋書・和本・唐本・資料・雑誌など、さまざまなジャンルの古書が扱われる市場は毎日開催され、活発な取引が行われています。古書の値段は、市場での入札形式の取引により相場が形成され、それを基に各古書店が決めています。組合の全国的なネットワークは、貴重な本を本当に必要とする人の手に渡す流通システムを形成しています。
みちくさ書店も東京都古書籍商業共同組合に加盟しており、業者市で売買し古書の最新の相場感を肌で感じております。